2015年10月8日木曜日

著名人の講演会祭り

当校がニューヨークにキャンパスのあることのメリットとして、特にファイナンス系、ラグジュアリーブランド系、メディア系のビジネスの中心地へのアクセスが抜群なこと(夜間授業の教授も現役で働いている方であることもあります)のほかに、著名人が学校に立ち寄りやすいことがあります。これまで後者に関する記事がなかったので共有します。

どういうわけかこの2週間、学内で著名人の講演会が集中する期間でした。今週の月曜日に開催されたTimothy Geithner前アメリカ財務長官の講演会に出席できなかったのは残念でしたが、次の著名人の講演会に出席することができました。

Daniel Schwartz現Restaurant Brands International (旧バーガーキング) CEO
Gordon Brown前イギリス首相
James P. GormanMorgan Stanley CEO

かつて一国を代表していた人物、現在大きな組織を率いる人物がどのような人となりなのか、興味を持っておりましました。さすがに大きな組織を率いた経験があるだけに絶対的な自信を持っておられた一方で、親しみやすさと言うか、懐が深く人間味に溢れておりました。気取らずありのままの自分で聴衆一人一人と対話をするかのように語り掛けていたのが印象的でした。百戦錬磨の経験がなせるものなのかはわかりませんが、自分も身に付けたいものです。

もう一つ印象的だったのは、リーダーシップに魔法とか近道がないことを改めて感じたことです。Morgan Stanley CEOが語られたリーダーシップに関する話が、いい意味で聞いたことのある当たり前の話でした。

・重要な決定事項を行う際は、一人で決めずになるべく色々な人に意見やアドバイスを聞くようにしてきた。
・リーマンショック後に外部からCEOとして迎え入れられたとき、自分は投資銀行業務については門外漢だったので、正しい人物に正しい質問をすることを心掛けた。

この話を聞いたとき、おそらく今後様々な著名人方にリーダーシップについてお話を伺ったとしても、似たような話を聞いて終わりそうな気がしました。

これまでリーダーシップということをMBA生活の肝の一つにしてきましたが、MBA生活を一年間経験した結果、実地経験に勝るものはないと考えるようになりました。もちろんMBAの授業やリーダーシッププログラム、著名人の講演会の機会などで時折一歩引いた目線で俯瞰することも大切ですが、話を聞いていたりするだけでは自分の身にならないですし、実際この1年でいちばん自分の身になったのは、Japan Trekやコンサルティングプロジェクトなどで実際に試行錯誤して学んだことです。

とはいえ、このような気づきができたのもこちらでMBA生活をしているからこそです。残り8ヶ月、少しでも得るものを得て終わりたいと思います。