2015年4月29日水曜日

春学期授業(1st Spring)

期末試験まで残り2週間のタイミングですが、時間のあるうちに春学期の授業についてまとめることにしました。

・Corporate Finance(選択科目・3単位)

当校随一の看板教授でCorporate Financeの第一人者、Damodaran教授の授業は期待通りでした。授業はよく準備されており完成度が高く、かつ難解な理論をわかりやすく説明するのが本当に上手い教授なので、Financeのバックグラウンドが全くない僕でも楽しみながら学べております。ただ授業の進行スピード自体は速く、恐ろしく情報量が多いので油断は禁物です。講義ベースですが、学期中に中間テストが3回、加えてグループワークの課題が2回あるので、学んだ理論を使って企業の分析を行う機会もございます。内容については、主にCost of Capital、資金調達(EquityとDebtの最適比率)、Dividentの支払いの3項目を中心に学びました。最後のグループワークの負荷が高いので萎えていますが、最後まで粘ろうと思います。

・Leadership in Organization(選択必修科目・3単位)
 
会社、もしくは組織を分析するためのフレームワークを学ぶことに加え、組織内で個人がどのようにリーダーシップを取るかについてなど、組織論を広く学ぶ授業です。ケースのディスカッションがメインですが、一方で理論一辺倒にならないよう、授業中にロールプレイングゲームを行うなど様々な工夫が盛り込まれておりました。学生のインターンシップにも活かされる内容にしたいという教授の意向もあり、思いのほか実戦的で、いい意味で期待を裏切られた授業です。なかでもおもしろかったのがグループワークの課題で、自分たちで選んだ企業(もしくは団体)を取材し、組織としての課題の分析から改善に向けたレコメンデーションまでをまとめました。僕らのグループは、あるグループメンバーが前職で働いていたゲノム系の研究機関を調べることになったのですが、組織の規模が2年で30人から200人弱に急拡大して様々な箇所でひずみが出ていた話を伺えたのが非常に興味深かったです。ちなみにこの授業ではインターナショナルの学生があまりいませんでしたが、ユニバーサルで通用する話も多かったのでもったいない気もしました。

・Global Strategy(選択科目・3単位)
 
新興国市場(特に旧ソ連圏)に進出する際に直面する様々な課題に対してどのように対処すべきか、ケースのディスカッションベースで理解を深める授業です。担当教授がアルメニア出身(旧ソ連圏が専門)なこともあり、政治や規制に関連するテーマが多かったたのはこのクラスならではでした。前にも書きましたが少人数のクラスということでインタラクティブな雰囲気でした。ちなみにグループワークの課題でプレゼンを計4回やることになりましたので、負荷は決して低くはなかったです。

・Strategy with a Social Purpose(選択科目・3単位)

授業の内容については以前の記事の通りなのですが、こちらの授業ではグループワークで苦労しました。グループメンバーの時間に対する感覚、ペースがバラバラでグループをリードすることに苦戦をしたのが正直なところです。今学期、全授業でそれぞれ違うグループを組んだのですが、グループワークがうまくいった授業について振り返りますと、最初のうちからゴール、アプローチの仕方、スケジュールなど、大枠部分でメンバー間の合意、共通認識が取れていましたが、この授業のグループではできていなかった気がします。プロジェクトに対するやる気や考え方の違う同級生に対してどのようにリーダーシップを取るべきたったのかなど、学びと反省点の多い授業でした。

・Operation Management OPS in NYC”(選択必修科目・3単位)

あまりネガティブなことは書きたくないのですが、当初の期待を外れてしまった授業です。ニューヨーク各地にあるオペレーションの現場を訪ねることでOperationを学ぶことをコンセプトに1年前から始まった授業でして、基本的なオペレーションの各概念をビデオやテキスト(一部ケース)を個人で学んだ上で現場訪問をするのが流れです。JetBlueFresh Directなどオペレーションを強みにしている企業を訪問できたことはよかったのですが、一方で現場訪問した後に何を学んだかをディスカッション、復習する機会があまりありませんでした。グループのメンバーとは、「色々クールな企業を訪問できたことはよかったけど、結局俺らは何を学んでいるんだろう?」という話によくなりました。もしかするとこの授業で期待すべきポイントを間違えていたのかもしれません。とはいえ企業訪問で学べることは多く、決してコンセプトそのものが悪いわけではないので、例えば現場訪問の機会を半分に削った分をディスカッションに回すだけでかなりよくなる気がします。来年の改善に期待です。
 
今日は去年のニューヨークの夏のようないい天気だったので、気分転換にテラスで軽く飲んでおりました。

 

2015年4月25日土曜日

ラストスパート

学期末の時期に差し掛かっております。複数の授業のグループワークの仕上げに加えて、昨日開催されたFollies(写真参照)などイベントも盛りだくさんなこの頃です。幸い僕の場合、いくらかの授業のグループワークを早めに終わらせるようにメンバーを誘導し、山場をうまいこと分散させることができました。既に2つの授業のグループワークは昨日までにほぼ片付けることはできましたので少し気が楽ですが、肝心の(いちばん大変なはずの)Corporate Financeのプロジェクトに全く手を付けられていないので来月は果てるかもしれません。

もうすぐMBA1年目が終わるので少し寂しさが募ります。昨年7月から本当にあっという間に駆け抜けた感があります。春学期の振り返りは改めて投稿しますが、この1年を振り返ると人生のターンアラウンドができた1年だと断言できます(理由は以前書いた通りなので割愛します)。それだけでなく、この1年で自分の興味が入学していたときとは違う方角を向き始めました気がします。MBAの先輩方から、MBA期間中に受ける多くの出会い、刺激に影響されて方向性が変わることがよくある、と仰っていたのを覚えていますが、自分の場合も例外ではなさそうです。

自分の場合、元々MBA期間中、コンサルティングプロジェクトに徹底的に参加しようと計画、授業も関連するものを中心に取ろうと思っておりました。ところが今学期コンサルティングプロジェクトの授業に参加したことで、自分の手でビジネスを回す側にいたいことに改めて気がつきました。加えて僕の場合、アイデア力が明らかに足りないので、(訓練というわけではないですが)ゼロから何かを考える経験を今のうちからしておいた方がいいと思うようになりました。

恥ずかしながらMBAに入学する前は、Entrepreneurshipなんて自分にはとても恐れ多いと思っていたのですが、Marketingのビジネスコンペで入賞することができたことも自信になったのか、秋学期はEntrepreneurshipに重心を移しそうです。Entrepreneurshipの授業を複数取る予定ですし、友人とスタートアップ系のビジネスコンペに出るかもしれません。

自分のなかでのもう一つ変化があります。元々MBA期間中、大学時代に満喫できなかったキャンパスライフを取り戻そうと、徹底的にSocialに力を入れるつもりでしたが、おかげ様で夏学期のうちにある程度達成できましたし、(もちろん無駄ではありませんが)学内で有名人になることってどれだけ大切なのだろうかと秋学期の頃から考えるようになりました。自分の使える時間、エネルギーは限られておりますし、MBAの2年目は僕自身が興味を持っている活動、プロジェクトによりフォーカスしようと思います。

今回の自分のなかでの変化が何をもたらしてくれるのかわかりませんが、映画Forest Gumpの名言のように、偶然の出会いを大切にして残りのMBA生活を過ごしていこうと思います

Life is like a box of chocolates. You never know what you’re gonna get.


I don’t know if we each have a destiny, or if we’re all just floating around accidental-like on a breeze. But I think maybe it’s both. Maybe both are happening at the same time.

ちなみに昨日開催されたFolliesですが、楽しい時間を過ごすことができました。思いのほか劇やショートビデオの質が高くてびっくりしましたが、基本的にはFollies実行委員のメンバーが暴れまくりましたが、あるビデオの一幕にしっかり写ることができました。大根芝居にもほどがありましたが、カットされなくてほっとしました。

2015年4月19日日曜日

ウィング早食い大会

最後の小ネタシリーズです。今日はウィング早食い大会(チーム対抗戦)に初めて参戦してきました。

実はとあるMBA2年生が病気を患ってしまったため、学校内で基金を募るためのチャリティーイベント(飲み会)が開催されたのですが、そのなかでウィング早食い大会が企画されました。どうもJapan Trekで僕が大食いであることがバレたらしく、もう一人のMBA1年生とともに生徒会長チームにスカウトされました。

ウィング早食い大会は4人チーム対抗戦で、15分でなるべく多くのウィングを食べきること、加えて骨に肉を残さない形で食べきることがルールでした。やってみてよくわかったのが、肉をむしり食べるためのテクニックが必要なことでした。僕は最初の5分間、オペレーション面で苦戦してしまい、満腹の限界を迎える前に時間切れを迎えてしまいました。また、肉を残さずに食べるルールが曲者でして、全員30ピース以上食べたはずなのに4人の合計は80ピースにしか届きませんでした。同じ味のウィングをずっと食べ続けること、さらに調理したての熱いウィングを掴まなければならないということで、メンタルも試される気がします。

同点決勝を経て、なんと僕らのチームが優勝することができました(というかチームメートに勝たせてもらった感があります)。チャリティーイベントなのに、優勝チームメンバーということでトロフィーとバーボンをいただいてしまいました。味わって飲みたいと思います。いい思い出になりそうです。

2015年4月18日土曜日

Brooklyn 観光

ようやく落ち着いてきましたので、今週末は息抜きの予定を色々入れることができました。今日も小ネタです。

今日は念願のBrooklyn Breweryに友人と遊びに行きました。Brooklyn Breweryでは工場見学を楽しめるほか、バーでおおよそ10種類の生ビールを20ドルで5トークン(5杯)分楽しむことができます(一部12トークン必要なビールもあり)。普段店頭やバーで見かけない種類のビールも飲めるということで、レアそうなベルギー風のホワイトビールを中心に楽しみました。

バーでは食事を提供していないのですが、ちょうど今日は土曜日ということで、近くの公園で開催されていたSmorgasburgという屋台市のイベントで食べ歩くことができました。友達に教えてもらったのですが、こちらの屋台市は春から秋まで開催されている有名なイベントでして、当日かなりの賑わいでした。後でInstagram#smorgasburg)をチェックしてみたところ、あまりに投稿が多くびっくりしました。今日は初夏の陽気ということで外で過ごす方が多かったみたいです。

 
 
 

2015年4月17日金曜日

Cronut

久しぶりに軽めの記事です。

ある友人からリクエストを受けていたCronutの試食イベント、ようやく本日開催することができました。僕も知らなかったのですが、Cronutsは今ニューヨークで人気のあるドーナツとクロワッサンを足したような不思議なお菓子で、なかにはジャムとクリームが入っています。Cronutを入手するためには朝から並ぶか、オンラインで予約しないといけません。先月ようやくオンラインで予約することができ、今日テイクアウトすることができました。

味はなかなかでした。普段スイーツを食べないので15ドルの単価は高い感じもしましたが、外はサクサク、中はフワッとした新食感を堪能できました。忘れがちですが、学校がSohoから徒歩圏内なので、行こうと思えばこんなお店も開拓できます。


2015年4月16日木曜日

コンサルティングプロジェクト中間報告

以前にも少し書きましたが、今学期、Strategy With a Social Purposeというコンサルティングプロジェクトの授業を受講しております。今回は授業の中間報告をしたいと思います。

本授業はそもそも今学期から始まった実験的な授業で、ニューヨークを地盤にする従業員100人未満のNGOを対象にコンサルティングプロジェクトを行い、世の中にインパクトを実際に残してしまうことを目的に立ち上げられました。実際に教室に集まる週は半分弱、残りの週は実際にクライアントと会ったりグループで活動する時間に充てられています。本授業が通常のコンサルティングプロジェクトと違うのは、①そもそもクライアントを自分たちで探すこと、②クライアントに対して提案を行う(レコメンデーション)するだけでなく解決策を実行支援する(エクセキューション)こと、以上の2点が挙げられます。

通常のコンサルティングプロジェクトの場合、クライアントの企業もしくは団体があらかじめ決まっているため、クライアント側が学生側に対して成果を出すことを初めから期待されているケースが多いのではないかと思いますが、今回の授業の場合はそもそもクライアント候補先にコンサルティングをさせてもらうことを交渉することから始めなければなりませんでした(本来のコンサルティング業界の仕事と比較すると少々変則かもしれません)。また、実行支援も視野に入れなければならないため、(よくあるMBAの授業でプレゼンテーションをする際の提案内容ではないですが)実現性の低い、もしくは具体性に欠けるような策まで含めてあれこれ提案して言い逃げすることはできません。限られた時間で実現可能な、具体的な提案内容にする必要があります。

ちなみに通常の選択授業で何コマか使ってクライアントへコンサルティングを行う場合はともかく、通常コンサルティングプロジェクトを取ろうとする場合、学生の人が高いため選考を通過する必要があるのですが、今回は実験的な授業だったので運よく選考なしで受講できてしまいました(Stern Consulting CorpsStern Signiture Projectsを受講しようとするとそうもいきません)。実行支援までしっかり行うコンサルティングプロジェクトは学校でもあまりないため(通常は提案だけして終了)、そういう意味でも貴重なチャンスをつかむことができました。

僕のグループは、(猫が増えすぎないよう)野生の猫の去勢を行う地域のボランティアを育成、支援する動物愛護団体をコンサルティング先として選びました。プロジェクトの内容としては、ある地域の野生の猫の去勢活動のプロジェクト立ち上げを支援することです。これまでボランティアの教育、支援を行ってきた団体が初めて去勢活動を自ら主宰することになったのですが、実際に限られた予算をどのように最大化すべきか、助けを求められたわけです。

先々週末にレコメンデーションが無事に終わり、現在は実行支援を進めているところです。グループからは、去勢活動のプロジェクト立ち上げに先立って地域コミュニティーとの関係づくりと活動のマーケティング(ブランド化)の準備を進めること(ロゴの入ったベストやバナーの作成)、加えて去勢活動のプロジェクトのキックオフイベント、新規ボランティアの去勢活動の教育イベント(去勢活動の見学会)などを盛り込むことで活動を盛り上げることなどを提案しました。提案内容のうち半分程度ヒットすることを見込んでおりましたが、提案内容が全部承認されてしまうまさかの展開になり(ありがたい話ですが完全に誤算です)、実行支援が少してんてこ舞いになっている、そんな状況です。せめて巻き込んでしまった団体に少しでもお返しができるよう、学期が終わるまでできる限りのことをしたいと思います。

写真は先週日曜日にBrooklyn BridgeManhattan Bridgeをランニングで渡ったときのものです。先週末は春らしいポカポカした天気になり、公園やレストランで休日を楽しむ人が大勢おりました。少し前にインド人の同級生とした、「欧米人が夏のバカンスに出掛けてビーチで日光浴を楽しむ意味がよくわからなかったけど日の指さないニューヨークの冬を経験して意味がわかるようになった。」という話を思い出してしまいました(笑)。



 
 

2015年4月10日金曜日

イギリス弾丸旅行

記事の更新が遅くなりましたが、先週末、イギリスのケンブリッジ、ロンドンへ行って参りました。マイルの有効期限が切れかかっていたのと、10年前に短期留学したケンブリッジが恋しくなり、弾丸で行ってきたのです。

10年ぶりのイギリス訪問だけでも十分楽しかったのですが、他校のMBAの友人と過ごした時間がプライスレスでした(それぞれタイミングが最悪なのにお相手いただき感謝です)。これまで気がつかなかったアイデアやMBA同期生の奮闘話を色々聞くことができたことが刺激になりました。

あまりこの場で細かく書けませんが、例えばある友人はコンサルティングプロジェクトそのものを立ち上げ、クライアントの企業探しからチームに参加する同級生の募集、企業へのビジットなどプロジェクト全体を総合プロデュースしておりました。話を聞くまで、授業など既にあるプラットフォームを使ってコンサルティングプロジェクトに参加する発想しかなったので新鮮でした。同時に、MBAの学生のうちにローリスクで様々なことを試せる貴重な期間であることを改めて実感した次第です。別の友人は春学期にパートタイムインターンをやりながら、授業、Japan TrekやConference準備など様々な活動も両立させるアクティブなMBA生活を過ごしておりました。MBA生活も残り1年強、ニューヨークにいる期間だけをカウントすると残り10ヶ月です。残りの期間で何をすべきか今のうちによく考えておこうと思います。

ちなみにケンブリッジは人生が変わった思い出の場所です。当時、最年少メンバーとして短期留学に参加したのですが、留学生活が楽しかった一方、自分の無力さをこれでもかというほど実感することになりました。ふがいなかった自分を変えようと決意するきっかけになった場所を訪れ、元気をもらいました。次にケンブリッジへ再訪するとき、自分がどのように成長できているか、今から楽しみです。

今回の写真はケンブリッジ大学のダウニングカレッジ、King's Cross駅、LBS、フィッシュアンドチップスでした。

 
  
 

2015年4月4日土曜日

NYU Stern 学校紹介

友人のブログでCornell Johnsonについてまとめた記事がアップされていましたので、便乗してNYU Sternの特徴をまとめてみました(笑)。当校の特徴として、ニューヨークという立地、ほどよく協調的な校風、Part Time MBAのプログラム、以上3点を挙げたいと思います。

まず、ニューヨークといる立地上、様々な機会に非常恵まれているのが特徴です。当校はニューヨークのダウンタウン、ワシントンスクエア周辺に立地しており、ウォールストリート、ミッドタウンへのアクセスが良好です。米国MBAで最も都会にある学校と言えるかもしれません。学校に企業に出向いてくれることが多いので、転職活動の際には各地へ移動する時間をセーブすることもできますし、場所の利を活かして学期中にファイナンスなど興味のある業界でパートタイムインターンとして働く同級生もいます。加えて、授業、学校のプログラム(Stern Consulting CorpsStern Signature Projects)、クラブ主催のプログラムを利用して、地元の企業、NGOなどへのコンサルティングプロジェクトに参加できる機会が多い気もします。ちなみにニューヨークは日本人コミュニティーの規模が大きく、他の大学院に通っている学生だけでなく、駐在員の方々とのネットワークを広げることもできます。なにせ機会が多い(というより多すぎる)ので、自分のなかで優先順位づけをしないとすぐパンクするのが贅沢な悩みです。家賃や生活費が高いというトレードオフもありますが、ニューヨークという立地を活かしたい(もしくは単純にニューヨークに住んでみたい)方々にとって当校はお勧めです。

次に挙げたいのはほどよく協調的な校風です。受験生の方々のなかには、都会の学校=ドライな校風というイメージがありますが、少なくとも当校は人のいい同級生が集まっており、競い合うというより助け合う校風です。Skypeでのチャットなど、受験生の方々へのボランティアに対しても積極的な同級生が多いのも、協調的な校風によるものだと思います。校風についてはキャンパスビジットでいらっしゃった際に実感できるかもしれません。一方、個人的には協調的すぎないのが肌に合うと感じます。個人的な印象ですが、みんなでグループワークをしっかり頑張るものの、プライベートの時間も確保すべく、効率的にグループワークを行っている節があります。メリハリのあるMBA生活を送れているとも言えるかもしれません。

最後に挙げたいのは、当校のPart Time MBA(通称Langone)のブログラムです。Langoneの学生が取る夜間の授業をFull Time MBAの学生も履修できるのですが、これによるメリットが色々とございます。まず、Langoneの規模が略2,000人と大きいため、ニッチな分野をカバーしている、もしくはより実務に即した授業(Langoneの学生は学んだことを即仕事で使うため)を取ることができます。夜間の授業でファイナンスのリスク管理を深堀する授業を春学期に取っている日本人同級生もおります。次に、Langoneの学生は実社会で仕事をしながら学校に通っているため、最新のビジネスの経験を聞くことができるそうです。ある日本人同級生が取っているPE関連の授業の話ですが、巨額の資金をまさに今動かしているPE勤務の発言が毎回おもしろいとのことでした。僕は今学期、夜間授業を一つしか取っていませんが、最後の学期には夜間授業で固めようと思っておりますので、楽しみにしております。

もし何か疑問点がありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。写真は例のごとく記事と無関係で、One World Trade Centerです。

Passport Day

Japan Trekが終わって間もなく2週間がたちます。幸いせきはようやく収まったのですが、ガラガラ声がなかなか治らないのがもどかしいです。日中の移動時、パーティー、クラブなど、どうもJapan Trek中に声を使いすぎみたいです。これからJapan Trekを率いる皆様、脅かすわけではないですが、かなり無理をすることになるので覚悟しておいてください(笑)。

さて、今週木曜日にPassport Dayという、20カ国以上の学生が屋台を出して料理を振舞う、文化祭のようなイベントが開催されました。特にTrekの行われない国々から来たインターナショナルの学生にとって、本イベントは晴れ舞台です。インドチームがボリウッドダンスを披露する場面もあり、多いに盛り上がりました。我らが日本チームは京都の名物、八ッ橋を振舞いました。昨年、今年のJapan Trek参加者が立ち寄ってくれまして、楽しい時間を過ごすことができました。

以前にも書きましたが、米国MBAの学校はどうしてもアメリカ人が中心なので、どうしても各種イベントがアメリカ人中心に運営される傾向があります。そのため、個人的にはPassport Dayのような、インターナショナルの学生が主役になりやすいオンキャンパスのイベントをもっと開催してもいいのではないかと思ったりします。